今年のイワナ釣り
ここ数年は、ほとんど年に1回くらいしか渓流に出かける機会がなくなってしまいました。そうなるとチャンスへの期待が膨らんできて、久しぶりにフライ(毛ばり)を20本ほど巻いて(作って)みました。
道具とマテリアル(毛ばりの材料)は豊富に持っているのですが、最近は達観してしまっていて、一つのパターンしか使っていません。
拙い自作のエルクヘアーカディスを勝手に万能と信じて、もう15年くらい使っています。
こんな毛ばりに釣られるイワナはお気の毒
8月30日(水)
場所はいつもの新潟県魚沼市(元入広瀬村大白川)、浅草岳から流れる破間(あぶるま)川の源流域です。
9時過ぎにこれまたいつもの音松荘に着き、いつもの部屋へ上がらせていただいて、まずはビールで乾杯、いつもの再会パターンです。
昨年は体調不良だったYさんが復帰して、Fさんと3人、20年以上の釣り仲間です。
すすめられるままに、Yさん持参のウィスキーをいただいてほろ酔い加減です。朝のビールはことにうまい。
11時過ぎ、雨も止んだので(渓流釣りには多少の雨や雨上がりはむしろ好結果を生むことが多い)、出かけることにしました。足場がよくて入渓しやすいM沢へ3人で向かうことにしました。
枝沢〔本沢へ流れ込む小さなボサ(見通しのよくない木がかぶさっているような小流れ)〕好み(というより、人が入らないので釣れる確率が高い)のYさんを上流まで送り、Fさんと二人で中間まで戻って釣り上がることにしました。
Yさんはエサ釣り、われわれ二人はフライフィッシング(洋風毛ばり釣り)なので、ボサでは釣りができません。
この日は軽くやって上がりました。Yさんは23センチクラスが3尾、Fさんは放流サイズのみ、わたしは20センチが1尾でした。
温泉に浸かって乾杯して、星空を見上げてイナバウアー、☆ウォッチングもおじさんたちの恒例。
31日 晴れ
朝方降り出した雨も、出発時間に合わせるかのように止んでくれて、いい釣りの予感がわいてきました。雨降り歓迎とはいっても、スタート時は降っていない方が嬉しい。
宿の主のすすめで I沢へ3人で入ることにして、ゲートまで車で送ってもらいました。
広くはない流れですが、フライロッドが振れないわけでもなさそうです。
渓流釣りにはいろいろなスタイルがあって、一般的には一人で釣り上がるようですが、われわれは3人で仲良く譲り合っての釣り方です。順番にいくつかのポイントをトライしていくので、確かに間が空いてしまいますが、20年以上の仲間とは話しながらゆったりと歩きます。
「下流は釣れない」という主の言葉どおり、小さいものがたまに飛び出す程度なので、休憩して朝の小宴の開始です。
水割りの水は流れからすくいます。
これがまたウマイのです。
きのうのM沢は、水量が少ない上に中くらいの石に乗るとグラグラして不安定でした。「ビールが効いてるのかな」、そんなことはない「歳のせいかもしれない・・・、最近は山でも躓いたり滑ったりすることがあるし・・・、あと何回イワナ釣りが出来るだろう?もしかしたら今回で・・・」などと深刻に考えたりしました。
しかし、渓相(流れの姿)が変わっていたので、おそらく、梅雨時の増水で動いた石がしっかり納まっていないせいではないかと気付きました。一緒に歩いていたFさんも不安定な足元を感じていて、口にするとお互いに納得しました。
今日の渓は段差も激しくないので、安心して小宴となったわけです。
ここでの話題はこれからの釣りの期待や昔の仲間たちの消息など。
陽が出て暑くなった来て、少ない水がますます気になって、水温を計ってみると19℃もあります。
この水温では、イワナは淵尻や瀬尻でエサを待っているといいますが、この水量では疑似餌のフライ(毛ばり)には不利(魚に識別されやすい)で、日陰などの限られたポイントになってしまいます。
8月に入ってからは、ほとんど雨らしい雨は降らなかったとのこと。
フライを飛ばすFさん
竿先の目印を追うYさん
★かわいいワンちゃんを車に置いてきたFさんは、陽射しが気になってきてゲートへ戻ることになりました。
あまり釣れないので「昼」にすることにしました。湯を沸かしてカップラーメンを汁代わりにオニギリです。
一つ食べて並べてみました。
タクアンがチョー苦手なわたしには、いつもキューリやカブなどを入れてくれます。
20年も前に、タクアンの色が染みたごはんをたっぷり捨てるのを何度か見たYさんが、おかみさんにいってくれて以来、包みに○印を付けてくれるか直接受け取るので、安心して開くことができて、タクアンでない自家製の漬物に得した気分になってしまいます。
またここで昼宴です。
一休みして、ちょっとハイな気分でフライを流すと、最初から小さいイワナがピチッと飛び出してきました。
ポイントを探しながら
27センチ 今回一番のオオモノ
わたしにとっては22センチでも大もの
ゲートに4時に戻るのが、迎えに来てくれるFさんとの約束なので、そろそろ上がろうかと思っていたら、大きな堰堤がありました。Yさんは竿をしまい始めていましたが、フライ向きの後ろに障害物のない場所で遠くへ飛ばしてみると、一発で中モノが飛びついてきました。
有終の美というやつでしょうか。
足取りも軽くゲートへ向かいました。
われわれ二人が見えるとワンちゃんが走って出迎えてくれました。
わたしの20センチ超のイワナは3尾、心配ごとのあったFさんは1尾、Yさんは7尾。
このイワナ君たちは、10月に予定しているヨコスカ組「秋の浅草岳」の《骨酒》用に冷凍保存してもらっています。
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コメント
小川さんへ
骨酒用のイワナは1尾で2合はオーケーです。
何尾かは塩焼きにしてもらいましょう。
普段はほとんど「キャッチ & リリース」していますが、今回はいただくことにしました。
投稿: imanari | 2006年9月 6日 (水) 10:57
今成隊長 様
横須賀隊隊員のためにイワナ釣り有難うございました。隊長たちが苦労して釣り上げたイワナの骨酒を頂くのは心苦しいですが、今回はそれが何よりの楽しみです。多分、ほかの隊員、わけてもマドンナズたちも山登りよりも「骨酒」の魅力に惹かれて参加するのではないでしょうか。釣果11尾!随分沢山釣れましたね。「骨酒をお猪口一杯だけ」なんて心配しなくてよさそうなので安心しました。
では10月19日よろしくお願いします。
投稿: 小川 修 | 2006年9月 5日 (火) 20:35